先輩OTの体験談

先輩OTの体験談

作業療法士は、生活することに何らかの不自由が生じている「困っている方」を対象にしています。
その「人」と向き合うことは決して楽ではありませんが、患者様がまたその人らしい笑顔を取り戻されたり、元気になって会いに来て下さったり、「ありがとう」と感謝して頂いたりすることにやりがいを感じています。今日も「自分が何かの力になれたら」という想いで毎日その「人」と向き合い、楽しく仕事をしています。

OTを選んで良かった!!

幼い頃から妹がリハビリをしていたのを見ていて、リハビリに携わっていこうと思いました。
作業療法を選んだのは、身体面に加えて精神的なサポートをする側面も大きく感じて、心身ともに子どもさんや家族の方の援助ができるのではないかと思ったからです。
上手くいかないことや、大変な時もありますが、素直な反応や成長していく過程を共に分かち合う瞬間が楽しく、働く原動力になっています。

作業療法という仕事に魅力を感じています。

私が作業療法士になろうと思ったのは、事故で足が思うように動かなくなった祖母の存在があったからです。
日常生活や外出の際にももどかしさを感じている祖母の姿を見て、自分にも何かできることはないかと思い、リハビリという仕事にたどり着きました。「こころが動けば身体も動く」という、その人らしさに焦点をあてた作業療法という仕事に魅力を感じています。

うつ病で入院されたAさんとのお話です。

自室で過ごすことが多く、何かをしたいというエネルギーがわかないようでした。そんなAさんに少しずつ関わっていました。ある日、雑誌の「小物入れ」をじっと眺め、「ほしいな」と、ぼそっと語られていました。一緒に小物入れを作ることができないかと考え、取り組むことができました。約1ヶ月かけて完成し、これを機に少しずつ自信がついたようでした。退院後、「あの時、一緒に作れて嬉しかった」と笑顔で語られた姿が印象的です。

こころに残るエピソード

この仕事を始めて4年が過ぎた頃、脳卒中を患い、左半身に強い麻痺が生じてしまい、歩くこと、生活すること、ご自宅で暮らすことが難しくなってしまわれたAさんと出逢いました。Aさんはお孫さんと非常に仲が良く、お孫さんと年に数回行く「旅行」を楽しみに生活されていました。

病気によりその生活を奪われてしまったAさんは、毎日涙を流され、ショックを隠せないご様子でした。病室のベッドの横には、「お爺ちゃん、早く元気になって、また一緒に旅行に行こうね。」と書かれたお孫さんからの手紙が貼ってあります。
私は、「またお孫さんと旅行に行けるようになって、Aさんらしい笑顔を取り戻して欲しい。」という気持ちで、Aさんの作業療法をサポートさせて頂きました。

Aさんの気持ちが壊れてしまわないよう、「またしたい生活」を見失ってしまわれないよう、たくさんの話をしながら作業療法を続け、Aさんもそれに一生懸命応えて下さいました。左半身は不自由で、これまで通りのやり方とは形が変わりましたが、それでも身の回りのことがまたご自身でできるようにまで回復され、ご自宅へ退院されました。

退院されてしばらくして、Aさんがお孫さんを連れて病院に会いに来て下さりました。「お陰様で、この間旅行に行ってきました。今日はその事をご報告したくて来ました。本当に感謝しています。有難うございました。」と言って下さいました。
そこには、すごく自然なAさんとお孫さんの笑顔がありました。

この仕事は「困っている方」を対象にしている分、向かい合うことは決して楽ではありませんが、このように患者様がまたその方らしい笑顔を取り戻されたり、「有難う」と言って頂けることにやりがいを感じて、「何か自分が力になれたら」という気持ちで毎日楽しく頑張っています。

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お問い合わせ

(一社)熊本県作業療法士会
〒861-8045
熊本県熊本市東区小山2丁目25-17 グランレーヴ壱番館103号室

TEL096-389-6780FAX 096-389-6785

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